2023-01

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赤い金魚(パンの耳)

父の母に対する暴力は、だんだん激しくなっていった。 暴力がひどくなるにつれて、母が実家に帰る頻度が増していった。 私は学校があるからということで、家に残された。 母が居なくなると、知らないお姉さんが家に来るようになった。...
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赤い金魚(夏祭り)

母方の祖母は、和裁が得意な人だった。 いつも着物を着ていて、きれいなおばあちゃんは、自慢で大好きな優しい人だった。 夏前にいつも浴衣を縫ってくれた。 「大きくなったね~」と言いながら、優しい笑顔でサイズを測ってくれる時間...
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赤い金魚(心の穴)

母が入院して、しばらくたった。 退院して、帰ってくるのを待っていたが、家に帰らず小さな弟をつれて、実家に帰ってしまった。 しばらく私だけ、家から学校に通っていた。 ある日、学校から帰えって、 いつものように、「ただ...
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赤い金魚(神様お願い)

ただいま~ 学校から帰り家の中に入ると、シーンとしている。 誰もいないのかな? 「ママ~っ」 ・・・・呼んでも返事はない お買い物かな? 「おばあちゃ~ん」 ・・・一階にある曾祖母の部屋に行っても...
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赤い金魚(教育ママ)

母の私への期待が大きく、どんどん教育ママとなっていった。 学校から家に帰り、友達が遊びに来ると勉強中だからと追い返していた。 それでも母の期待を裏切りたくない私は、机に向かい勉強をしていた。 テストでいつも100点を取る...
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海原までの道(新しい家)

新しい家ができた。 正面から見ると、広い庭の奥に白い大きな家、手前には父の経営する整骨院と、今度はサウナ施設も建っていた。 「わあ~ ここが私のお家?」パパもママも弟たちも、曾祖母も、みんな笑顔で家に入った。 玄関を入る...
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海原までの道(学校)

一週間のうち、家に帰れば学習塾、そろばん、ピアノ、習字と毎日のように習い事をしていたので、友達遊びに行くことはあまりなかった。 学習塾も、そろばんも、習字も母からの勧めで通っていた。 ピアノは小さいころから弾いていたので、当た...
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海原までの道(盗み)

子供の頃の盗み
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少しでも役にたてたら・・・

思うようにいかない人生、与えられた環境の中で生きることはいつしか心に埃が積っていく
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海原までの道(夢)

物心ついた時から、誰かに大きくなったら何になりたいの?と聞かれると、 薬剤師と答える私がいた。 薬剤師の仕事内容を理解していってたわけではなく、母に小さな頃から薬剤師になるのよ 大きくなったら薬剤師になるのよと言い続けら...
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